貧乏旅行のすゝめ

安く一人旅するのに必要なものをまとめます。割とマジメです。

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さて、今回は九州旅行の番外編的な感じです。春休み延びたしどこかに出かけてみようかな、とか思ってる人向け。不要不急とは

まずは交通費の抑え方

1番有名、というか学生旅行の定番といえば青春18きっぷですよね。

5回分使い切れば1日あたり2410円。普通に使えば、元が取れるどころか1万円近く節約できます。ただし時間とケツの痛みという代償を伴うので状況に応じてですね。

注意点としては特急と多くの第三セクターには乗れません。ただし特例区間(乗車券だけで特急に乗れる区間)や一部区間のみ通過利用できる第三セクター路線もある(例えば金沢~富山間は18きっぷを利用できないが、金沢~津幡間と高岡~富山間は通過利用できるため、津幡・高岡駅で下車すれば630円安くなる)ので調べておくとよいです。

あと、旅程が崩れた場合は遠慮なく特急課金しましょう。宿に着けなかったり、飛行機やフェリーに乗り遅れると、余計な金を失うだけでなく向こうに迷惑をかけてしまいます。嫌な思い出は長く残りますからね。

特急課金なら最低限の出費で時間を短縮できるうえ、上手く使えば本来の予定より早く目的地に着けるかもしれません。それでも納得できなければJRへのお布施だと思いましょう。自分が待ち合わせに遅れて特急課金したときは「これでJR北海道の経営が良くなれば…」と思いながら買いました。偽善とかいうな

予定を立てるときに代替案として特急を使うパターンをあらかじめ考えておくと、いざというときに焦らなくてすむのでオススメです。一時間ぐらいの遅れなら3000円もあれば取り返せますよ。

次にLCCです。飛行機なんて高い!ゼイタク!っていうイメージがあると思いますが(ない?)、場合によっては18きっぷよりも安く移動できます。

Peachジェットスターの場合、国内線ならだいたい1万円を切っており、安い時期やキャンペーンを使えば長距離線でも5000円を切ります。詐欺じゃないかと思うよね?

サービス悪いとか足元がクソ狭いとか言われてるけど、実際のところCAさんは愛想よく対応してくれるし、前の椅子の下はスカスカなので普通列車クロスシートよりは足伸ばせます。そもそも1時間ちょいしか乗らんから多少キツくても我慢しましょうね。

注意点としては荷物の重さ・点数制限です。点数制限はまとめたりしてその場で回避できますが、重さはその場じゃどうにもならないので素直に追加料金払うことになります。まぁ着替えとか荷物捨ててくなら別ですが。ちなみに、Peachの場合手荷物は2点合計7kgまで(一応大きさの制限もあります)、超過料金は2000円~3000円です。これだけあれば安い区間ならもう一本乗れます。

回避策としては予約の時にあらかじめ申告しておき、当日受託手荷物として預けること。これなら1000円以上安くなるので(個人的には)許容範囲だと思います。

オススメは宅急便やゆうパックで送ってしまうこと。これなら洗濯物やかさばる荷物、買っておいたお土産などをまとめて詰めて自宅に直接送れるので楽です。特に液体は空港で止められるのでここで送れば面倒ごとにならずに済みます。送料は高くても受託手荷物と同じぐらいですからかなりお得。

今回の旅行のときは営業所に荷物を持ち込んだのですが、中身が米ジュースだと申告したらめちゃくちゃ丁寧に梱包してもらえました。ありがてぇ…

さてLCCの注意点ですが、主要空港発着便だと時間がめちゃくちゃ早いことが多いです。始発でも間に合うか微妙なのでターミナルで一晩過ごすのは覚悟しましょう。オススメは夜間営業してるラウンジを利用すること。ビジネスホテルより安く、シャワーも浴びられることもあり(あれば)、なによりコンセント争奪戦を回避して清潔でやわらかいイスで休めるのが良いです。

あとはターミナルが離れている場合は駅や高速バスのバス停から移動するのに時間がかかります。新しく建てられたものが多いため施設は清潔ですが、椅子や充電器などのサービスは他のターミナルより劣っていることが多いです。軽食を取れる店や土産物屋も少ないので、一晩明かそうと思っている場合は注意が必要ですね。

最後に高速バス。某サイコロの旅で散々ネタにされたので「辛い、長い」というイメージを持たれがちですが、実際辛いし時間もかかります。特に四列シートの場合、横はもちろん前後の余裕もないのでSAでの休憩時以外まったく体を動かせませんし、隣の人がハズレだと拷問です。幸いそういう人に当たったことはありませんが…(学生が多いので)

三列独立の場合は左右の余裕があり、2+1列の場合でも前後が広めにとられていることが多いのでそこまで苦ではありません。ただし、動けるとはいえ限度があるので長時間の移動はしんどいです。2列シートは新幹線や大手航空会社よりは安いもののLCCよりは断然高いですし、そもそも路線数が少ないので選択肢には入らないかなぁ

メリットとしては区間によってはLCCよりも安いこと、ホテルやネカフェに泊まらずに早朝から行動できることですね。寝られればお得だし快適です。寝られれば

注意点としては、ただでさえ足元が狭いので荷物を置くと足が全く伸ばせなくなります。トランクに預けられるものは預けて、車内に持ち込む荷物は最小限にしましょう。

高速バスではありませんが、他路線の駅間や駅と空港間などをバスで移動するとき、徒歩とコミュニティバスを使うとお得です。特に空港連絡バスは高いので、空港に近い駅からバスが出ていないか調べてみましょう。

 

・・・貧乏旅行において重要なのはこれらをうまく組み合わせること。

2410円の元を取るためにJRの普通列車を無理に使って旅程崩壊させるぐらいなら素直に私鉄を使ったほうがいいし、関西に行くならムーンライトよりもLCCや深夜バスのほうが楽です。昼発のLCCと深夜バスを組み合わせるのもよし、早朝のLCCを使い、終電間際まで18きっぷを使って観光して、日付が変わる前に深夜バスに乗れば時間を有意義に使えます。

自分の旅行経験や乗換時間を鑑み、無理のない旅程づくりが大切ですね。では。

旅程の組み方とか荷造りとか需要があれば続けます・・・